スケートボードの歴史について

スケートボードはどこでどのように作られたのか?どのようなスタイルがあり、どのような流れで現在のスケートボードがあるのか?など記していきます。

第一世代(スケートボードの発祥)1940年代~1960年代

初期のスケートボード
スケートボードの発祥については1940年代頃のアメリカとされていますが、実はあまり定かではありません。そもそもアメリカのどこの地域(有力なのはカリフォルニア)で開発されたのか?という点も未知なようです。一説によれば色々な場所で同時期に開発されてきたと言われています。


従来のスケートボードは木の板に鉄の車輪がついているもので、グリップもなければトラック自体固定されているだけで、傾斜角も付けられないような状態でした。実はそこからさかのぼる事100年程度前にアメリカでは4輪のローラースケートが開発され人気を呼びました。その流れでスケートボードが開発された、という見解が有力なようです。


実際1950年代にローラーダービー社という会社から『ローラーサーフィン』と呼ばれるローラースケートを木製の板に付けた商品が発売されます。


その後試行錯誤の元、丁度今の台車のようなイメージで車輪が多少可動するようなタイプになったり、鉄製の車輪がラバー製や粘土製になったりと徐々に進化していくことになります。


カリフォルニアのサーファーの間でも波のない日にスケートボードを乗ったり、街中の『足』としてよく利用されだしたのはこの頃からだったと言われます。


またカリフォルニアでは60年代に入り、スケートボード競技なる大会も開催され始めたそうです。但し競技の内容は、アイススケートのフィギュアのようにクルクルと回転したり、 板の上で逆立ちしてみたり、と曲芸みたいな乗り方が主流となってまして、それら技術を競う競技として開催されたようで、今日のようなスタイルとはかけ離れた状況にはありました。

第二世代(サイドウォークサーフボード)1970年代

1970年代に入ってくると、技術革新によって色々とパーツに変化が出てきます。1つの大きな変化はウレタン製のウィールが開発されたことです。これによりグリップ力が生まれたスケートボードはより一層サーファーの間で人気が出てきます。またベアリングにもシールド・ベアリングが開発され、よりウィールが回るようになりました。


これによりスラロームやダウンヒル競技も行われるようになり、スケートボードは一気に世界でブームとなります。


そしてその頃にカリフォルニアはベニスビーチで結成されたのが、『Z Boys』になります。ベニスビーチにあったゼファー・サーフショップに集まった少年達がメンバーです。


ジェイ・アダムスを筆頭にトニー・アルバなどから結成されたZ Boysによって、サーフィンのスタイルでコンクリートを滑るというスタイルが確立されていきます。水を抜いたボウル状のプールでスケートボードをしたり、フリースタイルの競技でも、サーフィンスタイルのカービングなどを取り入れ一世風靡していく事になります。


これがいわゆる一つの『オールドスクール』と今日呼ばれているスタイルとされ、今日の『サーフスケート』と呼ばれるサーフィンのスタイルでスケートボードに乗るという一つの流れになっているとされています。

第三世代 1980年代

トニー・ホークやロドニーミューレンそしてクリスチャン・ホソイらによって確立された新しいムーブメントは『トリック』と呼ばれる、様々な技(オーリーやフリップなど)を多彩に出したり、街中の公共施設などを利用してトリックを混ぜながらスケートボードをするという、『ストリート・スタイル』が始まります。


特に音楽と融合したスタイルは若者たちを虜にし、『スケーター』という一つのファッションスタイルとしても確立していきます。


この頃よりスケートボード用のシューズやファッションブランドなども大きく認知されだしていきます。


第四世代 1990年代

この頃に入ると完全にストリート・スタイルが確立されます。日本でもスケーターファッションが流行を呼び始めます。


より一層トリックが複雑化され、そして複合的なトリックも生まれていき、色々なトリックの名前なども出てきます。

第五世代 2000年代

世界的なサーフィン・ブームが到来します。その流れによって、元々あったオールドスクール系のスケートボードが見直されるようになってきます。


日本ではサーファーの間でカリフォルニアで開発されたCarver(カーバー)と呼ばれるスケートボードが大人気を生みます。前側のトラックが振り子状に可動し、容易に加速する事ができる且つ、深いカービングを描く事ができる新しいタイプのスケートボードトラックが誕生します。


この頃より『サーフスケート』と呼ばれるスタイルが出てきます。更にはZ-boyzを題材とした映画も世界各地で公開され、スケートボード・カルチャーがより世界の人々に浸透していきました。

第六世代 2010年代…!?

スケートボード
ペニースケートボードと呼ばれる、オールドスクール時代に作られたアウトラインの木製スケートボードをプラスティックを使って再現し、スラローム用のトラックを搭載させたスケートボードが世界的に人気を呼ぶことになります。


ファッション性がとても高く、日本でも街中でも足代わりとしてペニースケートボードを乗る若者を良く見かけます。街中を気持ちよくクルーズしながらスケートボードを滑るというイメージで、『クルーザー』『クルージング』というキーワードを良く見かけるようになります。


これによってカービング重視のトラックやスラロームトラック、更にはオールドスクール系の短いデッキが人気を呼ぶようになってきている一方で、ストリート系も相変わらず人気を呼んでおり、これからのスケートボードはより複合的に発展していくように思われます。


またそのような中で新しいムーブメントも生まれてくる…はず?